日本スポーツアナリスト協会(JSAA)は、2014年6月10日の設立から、東京2020大会をひとつの節目と捉え「スポーツアナリストが活躍できるフィールドをつくる」ために歩んで来ました。
設立からちょうど6年。今まさにその節目となる転換点に立ち、改めてJSAAが進むべき方向を考えるときでもあります。
日本はゴールデン・スポーツイヤーズの真っ直中。スポーツが社会変革の呼び水となり、起点となることを期待していた矢先、2019年末に発生したCOVID-19の世界的大流行で、私たちが住む世界の環境は大きく変わりました。それでも尚、この激動の時代において、スポーツの持つ価値は大きなものであると私たちは信じています。
こうした時代背景の中でスポーツアナリストが社会に対して出来ることは何なのか?
複雑化する現代社会で、世の中に溢れる情報・データを正しく読み解く力はとても重要です。そして、競技やスポーツという枠組みを超え、横断的に活躍出来る人材の確保・育成は急務です。
社会課題先進国とも呼ばれる日本において、データを扱い、「勝利」という明確なミッションに立ち向かうスポーツアナリストの存在は、今後ますます貴重なものとなっていくと考えています。ひとつの「勝ち」をスポーツの「価値」へと還元すべく、JSAAはスポーツアナリストの定義をアップデートしていきます。
2020年6月10日
一般社団法人 日本スポーツアナリスト協会 理事一同