※ 本イベントは終了致しました。
日本スポーツアナリスト協会は、トップレベルでの実績のあるアナリストたちが考えた、スポーツアナリティクスの基礎的な技術を身につけるプログラムを学生に提供する「スポーツアナリスト養成キャンプ(アナキャン)」を8月30日(金)から9月1日(日)までの3日間、東京都内で開催します。
これまで、当協会主催イベントに参加した学生から「スポーツアナリストになるには、どうしたらいいのか」という声をたびたび耳にしていたことから準備を進めてきました。昨年7月には初の学生向けイベント「スポーツアナリスト入門セミナー」を行い、講師のこれまでの経験やアナリストとしての心構えなどを伝えましたが、今回はさらにグレードアップし、情報収集、分析、提供など実践的なスキルを身につける機会となります。
3日間の集中プログラムは、当協会の活動に携わったことのある第一線のアナリストたちが実際に「アナリストに必要とされるスキル」を検討し、反映させたもので、未来のアナリストたちへの思いが詰まっています。そして、このプログラムに賛同したトップレベルの講師陣が直接レクチャーします。受講は20名ほどに限定し、スキルを学ぶだけでなく、現役アナリストから現場の話を聞く時間、ソフトウェアを使った分析の実践、グループ発表でアナリストから講評を受ける機会など、短期集中の濃密な内容となっています。スポーツアナリストの養成は当協会設立の目的の一つであることから、参加費用も他のスポーツアナリスト養成プログラムと比べて格段に抑え、学生でも参加しやすい価格に最大限挑戦しています。
学んだことを実践できる場(部活動、サークル、クラブチームなど)を持っていることが参加条件で、応募段階で志望動機などを審査し、受講者を選定します。
競技に関わらずスポーツアナリストに必要な基本スキルを身につけ、将来的に各専門競技における応用スキルを身につけるための基軸を学びたい学生は、ぜひ熱い思いをぶつけてください。
・8月30日(金)11:30-22:00
スポーツアナリスト入門、スポーツ映像活用入門、スポーツ情報収集入門、交流会
・8月31日(土)9:00-20:00
スポーツで学ぶ統計学入門、最新ITとスポーツ、プレゼンテーション入門、スポーツ情報分析入門、アナリストの現場ツールを用いたゲーム分析
・9月 1日(日)9:00-16:00
グループワークの発表、アナリストとコミュニケーション
※開始終了時刻は変わりませんが、内容は変更の可能性があります
アナキャンは日本代表やトップクラブで活躍する各競技のアナリストの方々の協力を得てプログラムを構築しております。(下記に一部を記載)
志田宗大(野球)、片桐央視(サッカー)、池袋晴彦(卓球)、末広朋也(バスケットボール)木村和希(バスケットボール)、平野加奈子(バドミントン)、太田奈々海(フェンシング)
※順不同・敬称略
・スポーツアナリストを目指す高校生以上。未成年者(18歳未満)の場合は親の同意書が必要です)
・当日、受講用にパソコンを持参できること
・スポーツアナリティクスを実践できる場(部活動、サークル、クラブチームなど)が確保できる方が望ましい
以下のフォームにご記入ください。
http://bit.ly/2MOBpOD
締め切りは8月22日(木)。記入内容に基づいて選考し、結果は8月26日(月)までにメールアドレスに通知いたします。
署名した同意書を持参して下さい。ダウンロードは以下よりお願いします。
http://bit.ly/2ZHOzAI
佐藤 文彦 氏
株式会社DELTA
株式会社DELTAの提供するEssence of Baseball (https://1point02.jp/op/index.aspx)や、「プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート2」にプロ野球のデータの分析記事を寄稿している。また、バレーボールの分析も行う。日本バレーボール学会会員。 著作等 ・[プロ野球でわかる! ]はじめての統計学, 技術評論社, 2017 ・佐藤 文彦・渡辺 啓太 バレーボールにおけるレセプションが試合の結果に及ぼす影響, バレーボール研究, 17, 1-4, 2015
西脇 資哲 氏
日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 エバンジェリスト
マイクロソフトの業務執行役員であり、多くの最新テクノロジーを伝え広めるエバンジェリスト。 「エバンジェリスト」とはわかりやすく製品やサービス、技術を紹介する職種。 他にコミュニケーションやデモンストレーションといった分野での講演や執筆活動も行い、製造業、金融業、官公庁、教育機関などでのプレゼンテーション講座を幅広く手がける。 著書に「エバンジェリストの仕事術」、「プレゼンは “目線” で決まる」などがある。
木村 和希 氏
千葉ジェッツふなばし ビデオアナリスト
日本経済大学在学中にバスケットボール部のアナリストとして活動を開始.福岡大学大学院スポーツ健康科学研究科に進学し統計的手法を活用してバスケットボールのゲーム分析についての研究を行い修士号を取得.2017-18シーズンからBリーグ・千葉ジェッツふなばしのビデオアナリストとして活動. 目標は「日本一のアナリスト」.
河合 季信 氏
筑波大学・体育系准教授
1992年アルベールビル冬季オリンピック・スケート競技ショートトラック男子5000mリレーで銅メダルを獲得し、2010年まで、ショートトラックナショナルチーム監督・コーチ、強化副部長などを歴任。2012〜2015年には、筑波大学から日本スポーツ振興センター (JSC) に在籍派遣され、マルチサポート事業ディレクターとして、各競技のサポートスタッフのマネジメントに携わる。現在は筑波大学、専修大学で「スポーツ情報戦略」に関する科目を担当するほか、JSC、JOC、NF、企業などと連携をとりながら、日本の国際競技力向上に関する支援や研究開発に尽力している。
渡辺 啓太 氏
一般社団法人日本スポーツアナリスト協会 代表理事
大学時代に独学でアナリスト活動を開始。在学中に全日本女子バレーボールチームのアナリストに抜擢され、2008年北京、2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロと3度のオリンピックを支援。 2010年には世界で初めてiPadを用いた情報分析システムを考案・導入し、 32年ぶりとなる世界選手権でのメダル獲得、2012年のロンドンオリンピックでは28年ぶりとなる銅メダル獲得に貢献した。全日本チームの支援を続ける傍ら、2014年からは競技の枠組みを超えたスポーツアナリストの連携強化及び価値向上を目指して日本スポーツアナリスト協会を創設し、代表理事として活動している。
千葉 洋平 氏
当協会理事 日本フェンシング協会アナリスト
2009年より独立行政法人日本スポーツ振興センターにて、フェンシングを中心にスポーツアナリストとして活動。フェンシングにおけるゲーム分析手法を開発し1年に500試合以上の分析を実施。更に効率的な映像やデータのフィードバックを行うために、クラウドシステムやIT機器を導入して選手、コーチをサポート。ロンドンオリンピックでは日本のメダル獲得に貢献、現在では東京オリンピックへ向けてフェンシング男子フルーレナショナルチームのアナリストとしてチームをサポートしている。一般社団法人日本スポーツアナリスト協会理事としスポーツアナリストやスポーツアナリティクスの普及啓蒙活動にも携わっている。