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2017.7.11

イベント

JSAA OPEN SEMINAR vol.5『サッカーにおけるパフォーマンスデータの可能性』開催レポート

JSAA OPENSEMINAR VOL5

2017年6月28日(水)、新丸の内ビルディング10階の「EGG JAPAN」コラボレーションスペースにて、JSAA OPEN SEMINAR VOL.5を開催致しました。今回は、「サッカーにおけるパフォーマンスデータの可能性」と題して、Catapult (カタパルト)様と株式会社ユーフォリア様のご協力の下、サッカーとパフォーマンスデータに精通した有識者と一緒に分析の新たな可能性について考えるセミナーを開催しました。

データスタジアムが取得しているJリーグのデータを紹介

データスタジアム株式会社 加藤健太氏

まず、冒頭のセッションにはデータスタジアム株式会社フットボール事業部のアナリスト加藤健太氏が登壇。「サッカートラッキングデータのチーム戦術への利用可能性について」というテーマでプレゼンしました。

プレーデータ&トラッキングデータ

加藤氏は現在取得しているJリーグのデータと、そのデータをどのように活用しているのかを具体的な分析方法や事例を交えながら紹介。現在取り組んでいる新たな施策や今後の課題などを語りました。

データ分析で得られること、読み解き方とは?

次のセッションにはスポーツアナリストの西原雄一氏が登壇し、「サッカーをデータで深く理解するポイント」というテーマでトークを展開しました。JSAAの広報を担当し、自身のブログで数々の試合を分析している西原氏は、普段どのようにサッカーを捉えているかを語りました。

データの活用にはどんな可能性があるのか!?

最後にパネルディスカッションが行われ、加藤氏と西原氏に加えて東京ユナイテッドFCの選手兼コーチであり、東京大学運動会ア式蹴球部のコーチでもある岩政大樹氏が登壇しました。

モデレーターには永野智久氏(&SPORTS 代表、慶應義塾大学非常勤講師)を招き、それぞれ立場の異なるメンバーが「サッカーにおけるパフォーマンスデータの可能性」について議論していきました。

岩政氏は選手目線で欲しいデータや、どのようにデータを見ているのかを語るだけではなく、指導者としての経験からも選手にどうデータを伝えるべきかを語り、今後のデータ活用に必要なことや期待することなど、経験に基づいた自身の見解を示しました。

4人の議論が終わってからも、100名を超えた来場者の方々との「質疑応答」が行われ、時間いっぱい、最後まで熱いディスカッションが続く大盛況のセミナーとなりました。

日本スポーツアナリスト協会としては、今後もOPEN SEMINARを通じて、データを活用してよりスポーツを深く理解してもらうための活動を続けてまいります。今後の日本スポーツアナリスト協会の活動にご期待ください。