2017年9月19日(火)、SAPジャパンビルのイノベーションカフェにて、JSAA OPEN SEMINAR VOL.6を開催致しました。今回は、「How does WTA run digital transformation with SAP? 〜女子プロテニスを変えるデジタル革命〜」と題して、WTA(Women’s Tennis Association:女子プロテニス協会)のツアーに同行し、選手やコーチにソリューションを提供し続けるSAP Global Technology LeadのJenni Lewis氏をお迎えし、WTAとSAPが取り組む『新たなスポーツの価値』をつくるためのデジタル革命について語っていただきました。
SAPが行っているWTAへのサポート内容を紹介
まず、Lewis氏とWTAでディレクターを務めるAmy Hitchinson氏が登壇。SAPがWTAに対してどのようなサポートを行っているのかを紹介しました。
Hitchinson氏は、膨大なデータがクラウド上でいつでも見ることができるなど、SAPのサポートを導入しているメリットを紹介。Lewis氏とともに導入の経緯や苦労したことなどを明かしました。
来日中のKerber選手が登壇! 現役選手がデータの活用法を語る
続いて、前日に「東レ パン・パシフィック・オープン」のシングルス1回戦で大坂なおみ選手と対戦したAngelique Kerber選手が登壇!現役選手がどのようにSAPの提供するデータを活用しているのか。どんなデータを重要視しているかなどを具体的に語りました。
来場者からの質問にも答え、講演後にはコーチも加わって記念撮影。さらに質問者にはKerber選手のサインが入った本を配るなど、サービス満点の講演となりました。
Fissette氏も登壇! 現役コーチはデータから何を読み解く?
最後に登壇したWim Fissette氏はSimona Halep選手やVictoria Azarenka選手を指導した現役のコーチです。
スクリーンにモデルケースとなる選手のデータを見せながら、この選手が対戦相手だった場合どう攻略するか。また、自分の指導する選手だったらどんなアドバイスをするのか。具体的な分析方法を語りました。
最後に、Fissette氏の「質疑応答」が行われて全セッションが終了。セミナー後もLewis氏とHitchinson氏が時間の許す限り質問に応じ、来場者と積極的に情報交換をする姿が印象的でした。
日本スポーツアナリスト協会では、今後もOPEN SEMINARを通じて、データを活用してよりスポーツを深く理解してもらうための活動を続けて参ります。今後の日本スポーツアナリスト協会の活動にご期待ください。