2017年10月23日(月)にSAPジャパンビルにて、『第3回スポーツアナリティクス甲子園~学生対抗スポーツビジネス分析官コンテスト~』の参加者に向けたオリエンテーションを開催致しました。甲子園は、日本スポーツアナリスト協会が「スポーツビジネスで活躍するアナリストの発掘・育成」を目的として開催する、学生によるデータ分析&施策提案のコンペティションです。当日は予選に応募した28名の学生や関係者が集まりました。
今回のテーマは「Jリーグの集客施策」
まず、JSAA関係者と甲子園の事務局が登壇し、コンテストの日程や審査基準を説明しました。3回目となる今回のテーマは、「集客施策がJリーグの観客動員数に与える影響を分析せよ」。学生の皆さんには、Jリーグが提供する観客動員数、当日の天気などのデータを分析し、J1最終節8試合の観客数を予測してもらいます。審査は、「分析の実用性」「視点の面白さ」「予測の精度」「統計的な方法の適切さ」など複数の観点で行います。
参加チームは期限となる11月15日(水)までに課題を提出し、予選(書類審査)を通過したチームは12月2日(土)の「スポーツアナリティクスジャパン2017(SAJ2017)」で行われる本戦(プレゼンテーション)に進んでいただきます。
横浜F・マリノスの担当者が事例を紹介
オリエンには、コンテストの監修などにご協力いただいている横浜F・マリノスの永井紘氏が登壇。現場で実際にチケットセールスを担当する永井氏の事例や考え方などを紹介していただきました。
事例紹介後に行われた「質疑応答」では、筑波大学や慶応大学、さらに東京大学の学生さんが質問。他の皆さんも積極的にメモを取る姿が印象的でした。
予測分析ソフトウェアを無償で貸与
最後に、希望者にはスポーツアナリティクス甲子園にご協力いただいているSAPジャパン株式会社様より、予測分析ソフトウェア(SAP Predictive Analytics)をインストールしたPCが無償で貸与されました。ハンズオンレクチャを受けた学生の皆さんは、このツールをどう分析に生かすのでしょうか。
最優秀賞など各賞の発表は12月2日(土)のSAJ2017で発表します。また、本戦出場はならなかった発表も、SAJ2017の会場となる日本科学未来館にてポスター展示を行う予定です。学生の皆さんの豊かな想像力による先進的な分析と提案にご期待ください。